絡み合う謎と疑惑。主要人物以外にも、いいキャラが。マゴーン2作目。
牧師館の死 (創元推理文庫 M マ 11-2) - ジル マゴーン
◆制作
原作:Redemption 2002年 イギリス 東京創元社
◆あらすじ
クリスマス・イヴの夜、事件の知らせを受けたロイド首席警部とジュディ・ヒル部長刑事は現場の牧師館に急行した。殺されたのは牧師の義理の息子。
状況から家族の中に犯人がいるのは明らかと思われたが、互いに庇いあう家族の前に捜査は難航する。次々と覆されていく偽りの陰から現れた真相とは。
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耳と頭脳は達者なおばあちゃんや、ジュディとロイドの仲を見守ってるウッドフォードやら、脇のキャラがこにくい。こーいうキャラがチラッと出ると、やめられない。
それに対して、主要人物ながらエレナとマリアンは好きになれないキャラだった。
エレナのジョージに対する態度が矛盾してる。本気でだめだと思うなら、そーいう雰囲気になるのを避けるだろうに、彼女はだめだと思いながら望んでる。望むならすべてを負う覚悟がいる。その中途半端さにむずむず。私なら逃げるw
マリアンは自分が思うことが、自分が考える事が正しいと思い込んでるタイプ。交友関係に彼女みたいな人がいたら、逃げる口実を探しそう。押し付けられるの苦手。
母性愛、依存とか、マゴーンはもうちょっと読んでみたいな。