マケドニアの映画。2人の女性から目が離せなくなる。
◆制作
原題:Three Days in September 2015年 マケドニア・コソボ
◆キャスト
人を殺して逃走中のマリカは、列車でヤナの向かいに座る。怪我をしているマリカにヤナは声をかけ、2人は打ち解ける。ヤナが列車を降りて数年ぶりの実家に帰ろうとした時、マリカは1晩だけでいいから泊めてくれないかと頼む。ヤナは1度は断るが結局家に入れてしまう。原題:Three Days in September 2015年 マケドニア・コソボ
◆キャスト
ヤナ=イレーナ・リスティック
マリカ=カムカ・トシノヴスキ
◆あらすじ***
売春婦のマリカ、襲われて相手を殺してしまう。顔にあざが出来たまま列車に乗った。そこで知り合ったヤナの後をつけ、1晩だけでいいからと頼み込む。
落ち着きがあり思慮深そうなヤナ、顔に殴られた跡のあるマリカ。言葉にしなくても、女の過去にはいろいろあるねという感じの作りがいい。そして、2人の女性は一緒に暮らしながら、お互いの事を知っていく。その村には雑貨店のような店があり、その家の息子はヤナの幼馴染で今は警官をしていた。
ある日、マリカは追われている殺人犯だとヤナが知る。匿ったとして共犯者になってしまうじゃないかと怒るヤナ。無理もない。でも、ヤナはあれで決心がついたんじゃないだろうか。計画はあったんだろう。そのつもりで帰ってきたんだろう。だが、実行に移す最後のボタンはマリカが推した気がする。
ヤナともめたマリカは村をさまよっていて、おばあさんに招かれる。そしてヤナの事を聞く。彼女は双子だった。そして警官となっている幼馴染はひどい男だった。
ヤナとマリカの2人の感じが、ヤナとクリスティナを思わせる。ヤナは思慮深く頭がいいが、マリカは思いっきりがよくて優しい。いいコンビだ。お互いがお互いに救われてる。怖いのはヤナの方だなと思う。やると決めたらとことんやりそう。
ラストシーン。悪くはない。あの後、2人は再び会っただろうか。否、会わない気がする。
2度と会う事はなくても、きっと一生心の中にいる人なんだろうと思う。
2度と会う事はなくても、きっと一生心の中にいる人なんだろうと思う。