ジェームズ・パターソンのアレックスシリーズ。
◆制作
原題:Roses are red 2005年 アメリカ 講談社
◆あらすじ
次々に別の町で起こる銀行強盗、人質の命は容赦なく奪われ、町は恐怖につつまれる。犯人は大銀行や金融界に恨みをもつものか。複数の都市でおこる犯行だが手掛かりがない。FBIの捜査官や、共に捜査にあたるワシントン市警のアレックス刑事にも危険が迫る。そんな中、アレックスの娘が病に冒される。
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正直に言うと、ちょびっとがっかりしたかな。パターンが、これまでと似過ぎていて。
否、違うな。パターンが似てても、気に入る本もあるんだよな。
否、違うな。パターンが似てても、気に入る本もあるんだよな。
上手く書けないけど、必死さが伝わってこなかった気がする。これまでのアレックスの本には、生き残ろうと必死なキャラが出てくる。キス・ザ・ガールのナオミとか、犯人もそう。
悪い事してるんだけど、スリルを感じてるんだけど追われてるので、必死に相手を出し抜こうとしてる。
今回はそれが伝わってこなかったんだな。犯人は裏に隠れてて指図してるし、実行犯な時もあるけれど、追われた状況でもなく。
アレックスはプライベートが大変だけれど、書類仕事に追われてる感じが多かった。
どうやら、2部作になってるらしいので、これは前半として読んだ方がいいのかもしれない。