ソウ2

2作目というのは面白くないのが多いけどこれは観れた



◆制作
原題:SAW2 2005年 アメリカ・カナダ

◆キャスト
ジグソウ(トビン・ベル)
エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
アリソン・ケリー(ティナ・メイヤー)
アマンダ・ヤング(ショウニー・スミス)
ダニエル・マシューズ(エリック・ナドセン)

◆あらすじ
刑事エリックは凶悪犯ジグソウを捕まえるが、それは新たなゲームの始まりにすぎなかった。再びジクソウのゲームが始まった。メンバーには共通点があった。刑事の息子、刑事に捕まった事がある人々。1人、生き残ったアマンダ。

ジクソウは、刑事には黙って座って話をするなら、息子を無事に帰してやると話す。だが、他のメンバーに刑事の息子である事が知られてしまったら。刑事である父は、座っていられず息子の身を案じる。

***

ジクソウのルールは、悔い改める事。残された日々を、感謝して精一杯生きる事。ジクソウ本人は、癌に侵され余命わずか。だからって人をさらって来ていい理由にはならないけど、気持ちはわからないでもない。

売人がひどかった。誰も信じず力で周りを圧倒し、アマンダをたくさんの注射器の中に付き落とし、その中からかぎを探せと迫る。針に突き刺さりながら、やけになったように注射器の中をひっかきまわすアマンダ。数字を知る為に自分の皮さえもはぎ取る売人。自分だけ助かればいいってのが正直なのかもしれないが嫌な感じ。

刑事の息子が発見されるあたりがよかった。あのシーンだけをみれば、ジクソウは約束を守ったのだ。ただ、息子を捕らえられている親としては、じっと座ってはいられない。そういう意味ではちょっと卑怯にも思える。そんなに計算したようにクールでいられない。

正しい選択をすれば(っていっても、それも無茶な話なのだけど)生き残れる可能性はあった。捕らえられる人間にもそれなりに理由もあった。だからってこの仕打ちはむごすぎるけど。