刑事ヴィスティング~殺人鬼の足跡~#3殺人のセオリー

ハイウェイキラーの犠牲者が判明。



◆制作
原題:Wisting 2022年 ノルウェー

◆キャスト
刑事、ヴィリアム・ヴィスティング(スヴェーン・ノルディン)
FBI捜査官、マギー(キャリー=アン・モス)
ヴィスティングの娘の記者、リーネ(テア・グリーン・ルンドバーグ)
刑事、ハンメル(マッツ・オウスダル)
女性刑事、トールン(ヒャシュティ・サンダル)
刑事、ベンジャミン(ラーシュ・バルゲ)

3話 殺人のセオリー あらすじ
行方不明者のうち、ゴッドウィンの犯行パターンに合う行方不明者は12人いた。その中には元同僚フランクの姪エレンも含まれていた。犯行パターンから距離を考えると行動範囲はスウェーデンまで含まれると隣国の警察にも協力を仰ぐことになった。

そんな中、若い女性の誘拐殺人で17年服役していたヴィダル・ハーグルンが出所した。フランクは姪の事件にバーグルンが関わっていると疑っていて彼を見張るが、その様子を新聞記者ヨアキムに撮られてしまう。ヨアキムはこの件を交渉に使ってヴィスティングから連続殺人の情報を得ようとする。

一方リーネはハンセンの家でアメリカからの手紙を見つける。

***

最初に捜索した井戸は空振りだった。他の井戸の情報を調べつつ、同時にFBIから来た捜査官が犯行パターンを特定する。ゴッドウィンは大きな道で獲物をさらうというハイウェイキラー。そのパターンに当てはまったのは12人。

地図に行方不明の女性たちが消えた地点と顔写真が張られていく。その中には今も探し続け警察に訪れる元同僚フランクの姪の写真もあった。消えて何年たっても忘れられない誰かの大事な人というのが胸をしめつける。

前回、ハンネルが監禁された女性の動画を見ていた件は、3話目で明かされた。病気の家族(妻?)らしい。退院してきて自宅で療養しているのだが、ハンネルがいない時は監禁せざるを得ない病らしい。

ハンネルの動画の理由がわかって、今までマギーに反抗的な刑事というキャラが家族を抱え苦しみながら仕事をしている刑事に印象が変わった。登場人物に親近感が持てるのはいい。

***

ヴィスティングの家族は相変わらず。父と娘は似ている。やりたい事をやり言いたい事を言う。息子は母に似ているのか、控えめで大人しい。父は息子と待ち合わせてランチをしようと言うが、仕事に追われて忘れてしまう。父を待つ息子の姿、解っていても諦めていても寂しい。

父娘の間でも捜査の事は話せない。元同僚のフランクの件で記者ヨアキムに先手を取られた娘のリーネ。仕方がないとはいえヴィスティング一家はどこかちぐはぐ。母という大事な輪がないせいなのか。

捜査が進展していくうちに、子供を迎えに行かないとと会議を途中で抜けたお母さん刑事が、夫に電話で「あなたにも出来るわよ。やったことがないだけ」と言って仕事に向かう。しかも熱を下げる座薬だったらしく、片手でお尻を開いてとか具体的な指示に笑った。

そして骨が沈む井戸が見つかった。いいところで終わるなー。次が楽しみ。

原作はヨルン・リーエル ホルスト。

警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~ (小学館文庫) - ヨルン・リーエル・ホルスト, 中谷友紀子
警部ヴィスティング カタリーナ・コード