刑事ヴィスティング~殺人鬼の足跡~#7少女の失踪

リネーアはどこへ。

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◆制作
原題:Wisting 2022年 ノルウェー

◆キャスト
刑事、ヴィリアム・ヴィスティング(スヴェーン・ノルディン)
ヴィスティングの娘の記者、リーネ(テア・グリーン・ルンドバーグ)
刑事、ハンメル(マッツ・オウスダル)
女性刑事、トールン(ヒャシュティ・サンダル)
刑事、ベンジャミン(ラーシュ・バルゲ)

7話 少女の失踪 あらすじ
セシリア事件で、ハーグルンのアリバイ証言を確認しなかったことを新聞に書かれ、ヴィリアムの自宅にまで記者が押し掛ける。
さらに警察問題調査局から容赦ない追及を受け、告訴される事もあり得ると言われ、ヴィリアムは静かな海辺のコテージに向かい独自に調べを進めることにする。
一方、娘の行方が分からないと訴える親が警察にやって来る。冬にストーカーの相談に来たがベンジャミンに追い返されたリネーアのことだった。

***

17年前の事件。
セシリアは父親が有名で注目されていた。しかもヴィスティングが調査主任としてのはじめての事件だった。訴えられる可能性があるとわかり、ヴィスティングはコテージに逗留し、17年前の事件を独自に再調査しはじめる。話を聞きに行った回数とか報告書を丹念に調べ始めるヴィスティング。捜査が細部にまで気を配り調書もあげなきゃいけない事が出てる。

すると面通しの際、この中には犯人がいない可能性もあるという説明をハンメルが省いていた事がわかる。証人はその中ではハーグルンが一番似てると思ったという。その証言のせいで当時の捜査チームはそれが捜査の突破口になると思って、他の可能性を無意識に排除してしまったんじゃないか。そういう疑いをハンメルに話すとハンメルは怒ってしまう。ハンメル、ちょっと単細胞。すぐに怒るしすぐに結論に飛びつく。けれど情には厚く人が良く肝心なところでは頼りになる。

トールンの事情。
捜査主任になったトールンは不妊治療をしていた。しかも前回エピペンらしき注射をうっていて汗がとまらなくなったりしている。糖尿病でもあるのだろう。そんな中での不妊治療にストレスは大敵と医者に言われるも、主任を引き受けてしまっているので仕事も休めず体調は悪化の一途。気持ちはわかるが両方追いすぎというか、追うなら周りに話もして協力を得ないと回せないのにそれをしてない。女性で被害者の気持ちも理解でき、何事もきちんとしてないとだめらしく捜査には向く性格なのかもしれない。

少女の失踪。
ブログを書いてたはずのリネーアがいなくなった。両親はベンジャミンにあの時対応した警察官はあなたと聞く。ベンジャミンはあの時はリネーアの思い過ごしのように感じたと言うが、あなたは何もしなかったのよねと言われてしまう。トールンにストーカーでの訴えがあったのよねと聞かれ、笑っちゃうような話でと言ってしまいトールンは無言で立ち去ってしまう。

リネーアの両親もトールンも口に出してはっきりと責めはしないが、ベンジャミンは自分が軽く見てる事に気付いてリネーアの捜査をはじめる。はっきり言われないと解らない人ではないあたり、若く経験不足なだけで刑事としての資質や責任感はあるのだろう。そんな中、リネーアのInstagramに「もう。むり。みんなありがとう」という投稿があった。写真の湖に行くとボートが浮かんでいた。

犬の飼い主殺し。
犬をつれた男が殺された事件でリーネは、犬つながりであった男によるとヨーナスは犬とバイクが好きだったという証言を得る。事件を追っている最中に、覚せい剤所有してた過去がある元カレと出会う。リーネ、悪いけど男の趣味が悪すぎる。前回は間の抜けたFBI捜査官。事件が終われば帰る人、今回は対歴のある元カレ。しかも父親がいない間に家に張り込みリーネと寝てしまう。いや、まー、結婚するわけじゃないからええのかもしれんけど、もうちょっとまともな男と、いや、同僚のpcを勝手に見て「何をしてもいいのか。モラルはないのか」と言われたリーネだった。似たものとも言えるのか。嫌いなキャラじゃないのでもうちょっとリーネにいい影響を与える男と付き合って欲しいw

原作はヨルン・リーエル ホルスト。シリーズ1の6話から10話までは猟犬が原作。