バルバラ・ベルクハン/グサリとくる一言をはね返す心の護身術

 心の護身術を知りたくて手に取ってみた。

 グサリとくる一言をはね返す心の護身術 (SB文庫) - バルバラ・ベルクハン, 郷坪 浩子, 瀬野 文教
グサリとくる一言をはね返す心の護身術 (SB文庫) - バルバラ・ベルクハン


◆制作
原題:SO BIN ICH UNVERWUNDBAR ドイツ 2002年 SB文庫

◆内容
苦手な相手との間合いの取り方から自分の感情のコントロールの仕方まで、人間関係を快適に保つために身につけておきたい最低限のスキルを、わかりやすく解説。

 ●不愉快にさせる人の言葉は真面目に聞かなくていい。
横柄で不快にさせる人、泣き落としでしつこい人、怒鳴りつけてくる人、自慢たらたらの人、関係ない話ばかりする人。そう人に会った時どうするか、筆者は非人情になれとすすめている。それはあちら側の問題で、自分の問題ではないと認識せよと。

 ●むやみに攻撃しない。
嫌いなものを見せられると拒絶反応が起きるのは当然の反応だけど、それを出しすぎてしまうと、相手は攻撃されたと感じて反撃に出る。

 ●いつ返事するかは自分が決めればいい。
無理難題を押し付けようとされたら、ちょっと考えさせてね。何を言われてもこれを繰り返す。断る時は電話ですればいい。電話なら、宅急便がきたからごめんねとか強制的に話を終わらせる事が出来る。

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失礼な事をいう人には無視が一番、という話が面白かった。相手を怒らせないし、気付かなったのと言えば相手にしてないのと態度で示すことが出来る。コミュニケーションは言葉だけではないもんね。

しっかりした職業をもち、きちんとコミュニケーションがとれる人が筆者のセミナーに来る理由、それは想定外の人がいるから。その対処法が書いてあるのが、興味深かった。

書ききれないけど、他にもいろいろ面白い話があって、すんなり読めてしまうのもいい。人と関わらないわけにはいかないなら、なるべく上手に付き合っていきたいと思う。