リン・S・ハイタワー/切断点

切断って言葉だけで怖いw



◆制作
原題:Eye Shot 2000年 アメリカ 講談社

◆あらすじ
セミナー参加中の人妻が失踪した。しばらく家へ帰れないと電話が1度あったきり。

宿泊先のホテルの部屋に残された新聞の切り抜きには、法曹界の大物の男の写真。2人の子供を持つ彼女に何が起こったのか?

***

数年前に殺人事件を目撃した女性が、偶然新聞で犯人の顔を見つけた。その犯人は、現在、腕利きの地方検事。本当に犯人なのか、犯人だとしたらどうやって追い詰めればいいのか。

警察と検事は身内。妨害も内通も、なんでも起こりえる。 そういう駆け引きは面白かったけれど、もう少し証拠や論理的に進めてもよかったんじゃないかなって気がする。

女性刑事ソノラが、相棒のサムと共に持ち前の勝気と負けん気で事件に挑むが、ソノラの女性としてのの面も出てくる。

ソノラは離婚して独身(子供が2人)相棒のサムは妻帯者。サムは家庭を知っていて、落ち着いていて素敵だけど妻帯者なので、ソノラは深い関係にならないようにしてる。

そこに独身の保安官だったかな?のスモールウッドが現れる。ソノラは彼と深い関係になるが、一度でうんざりしてしまう。(笑)

家庭の経験が、女性の扱いにも出てしまうあたり苦笑しちゃったけど、ソノラの気持ちの揺れはわかる気がした。

引火点がとても衝撃的だったから、それに比べればちょっと地味な感じもするけれど、女性ならではの感覚、しかもちょっと意地悪い感じが好きだな。次の作品が楽しみ。