ドット・ジ・アイ

ラブロマンスでもいいけれど、仕立てはミステリーかな。「天国の口、終わりの楽園」のガエル・ガルシア・ベルナル、ジェームズ・ダーシーも出てる。

ドット・ジ・アイ 

◆制作
原題：DOT THE I　2003年　イギリス・スペイン

◆キャスト

ガエル・ガルシア・ベルナル

ナタリア・ベルベケ

ジェームズ・ダーシー

トム・ハーディ

チャーリー・コックス

◆あらすじ

カルメンが結婚するので、レストランでお祝いをすることになった。未来の花嫁は、独身最期に婚約者以外の男性とキスをすると幸せになれる。そういう習慣があると言われてキットとキスをする。たった一度のキス。そのキスがお互い忘れられなくなってしまう。

キットは話だけでいいからとカルメンを誘うが、カルメンは断る。婚約者がいるんだからと、キットに惹かれる気持ちを押さえ込む。だが、惹かれていくものをお互いどうすることも出来ず。

そして婚約者への愛が冷め始めた時、運命の歯車が狂いだす。その裏には、陰謀が仕組まれていた。

正直な所、見始めてすぐにストーリーは想像ついちゃった。でも、想像ついても楽しめた。主な登場人物、3人がそれぞれよかったからかな。ガエル君、天国の口もそうだったけど、三角関係になるの多い気がする。

でも、そういう演技がまた彼の魅力を増してるのかもしれない。いい加減に見せてるけどわりと誠実。気楽に見せてるけど実は必死。みたいなキット役、ガエル君、可愛かった。

婚約者役のジェームズ・ダーシー。190CMの長身らしい。彼はマキシムばりにもてるだろうな。英国紳士的な所もうけそう。英国紳士な雰囲気のダーシーが、裕福な婚約者役。誠実でお金持ちで優しくてという風に見せてるけど実は逆。

人の痛みを笑えちゃう軽薄な部分の演技、好感度アップ。傷ついてるのーっていう顔をした直後に、それを裏切ってくれる軽薄さが、よかった。

カルメン役のナタリア、ペネロペの線を太くした感じ。フラメンコを踊っている時の視線の強さや、婚約者に抱かれる時の心が死んだような目の表情、キットといる時のキラキラした目。この役にはぴったり。

悪さをして逃げ回る楽しそうなカルメン。無邪気で気さくな感じが可愛かった。