ドラマになってるのも観たけど、割と忠実に描かれていてよかったな。
◆制作
原題:The Burden of Proof 1995年 アメリカ 文春文庫
◆あらすじ
出張から帰った弁護士のスローンは、妻の自殺を目撃する。スローンには妻が自殺する理由に心当たりがない。妻の自殺の理由を知りたくて、スローンは奔走する。そんな時、義弟の召喚状と病院からの請求書が届く。
何が起きているのか、スローンは独自に調べ始める。そこには想像もしなかった事実があった。
***
長い間夫婦をやっていて、相手の事を知らない。死ぬほどの苦しみを知らないっていうのは、かなりきつい。母から何か聞いてないかと息子に聞きに行くが、知っているそぶりはあるものの息子は話さない。人って、心を開かない相手に本当の事は話さないもんね。それは親子でも夫婦でも同じ。
病院へたずねてもみるが、医師には守秘義務がある。もちろん話してくれない。義弟にも聞いてみる。が、彼も話してくれない。息子と同じで何か知ってるらしいのだが。
おまけに義弟は召喚状を受け取っていて、その弁護をスローンがする。この召喚状の一件が、妻の自殺に関わっているんじゃないかと思うスローン。
疑いだぜば、全部がそう思えてしまう。病気は何なのか、病を苦にしたのか家族の問題なのか、それとも義弟も加担して犯罪に手を染めたのか。
おまけに義弟は召喚状を受け取っていて、その弁護をスローンがする。この召喚状の一件が、妻の自殺に関わっているんじゃないかと思うスローン。
疑いだぜば、全部がそう思えてしまう。病気は何なのか、病を苦にしたのか家族の問題なのか、それとも義弟も加担して犯罪に手を染めたのか。
妻が亡くなって独身になったスローンがまた笑える。しばらくはショックが癒えず、真相を知る事に奔走し恋愛どころではないのだけど、時がたつにつれ周囲の独身の女性が料理やケーキをもって現れる。
ただの親切心でする人も、下心がある人もいるがそういう場面になるのは何十年ぶり、若い頃以来。昔のように若くはないし、どう対処していいか戸惑うスローンが妙に可愛い。
ただの親切心でする人も、下心がある人もいるがそういう場面になるのは何十年ぶり、若い頃以来。昔のように若くはないし、どう対処していいか戸惑うスローンが妙に可愛い。
自殺の理由を知らない限り、前に進めないスローン。家族の誰もが知ってるようなのに、自分には打ち明けてくれない。スローンが真相にたどり着いた時、そこには妻の本当の気持ちが。
夫婦っていいもんだなと思う。反面、やっかいだなとも思う。
ドラマになってたのを探してみたら、youtubeにしかなかった。一応貼っておく。