ジェイムズ・パタースン/ビーチハウス

パタースンさん、チャレンジャーなのか飽きっぽいのか


◆制作
原題:The Beach House 2003年 アメリカ ヴィレッジブックス

◆あらすじ
ロングアイランドの田舎町に帰郷した見習い弁護士ジャックは愕然とした。弟ピーターの傷だらけの死体が海辺に打ち上げられた。ジャックは弟が殺害されたことを確信するが、警察は事故か自殺と主張する。

アメリカ有数の権力者が犯行に関わっているため、警察は事件を揉み消したいらしい。怒りに燃えるジャックは、旧友たちとともに奇抜な復讐計画を企て、強大な権力の壁に敢然と立ち向かう。

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「コレクター」って映画の原作「キス・ザ・ガール」が最初に読んだ本。今でも、刑事に(実在するなら)逢いたいと思う。関わりたくないとも思うけど。次が「スパイダー」という映画の原作になった「多重人格殺人者」キス・ザ・ガールの前の話。

そして「スザンヌの日記」「全米の女性が泣いた感動のラブ・ストーリー」という副題がついてた。泣きはしないけど、ミステリー畑の作家と知らなければ、もともと恋愛物の作家だと思っただろう。

で、今回の「ビーチハウス」やっぱりやりよった。今度はリーガル。本格的なリーガルとは言えないけど、パタースンらしいものが出てる気はする。今回は初やしこれでええんかもしれんけど、どうせ書いてくれるなら本格的なリーガルを書いて欲しかったなとも思う。どっちにしろ目、離されへん作家さん。