暗号探偵クラブアメリカ殺人旅行#3#4

 シャーロットは何に悩んでいたのか。



◆制作
The Bletchley Circle San Francisco 2018年 イギリス、カナダ

◆キャスト
ミリー(レイチェル・スターリング)
ジーン(ジュリー・グレアム)
アイリス(クリスタル・バリント)
ヘイリー(シャネル・ペロソ)
ブライス刑事(ベン・コットン)

◆あらすじ
ヘイリーとアイリスは、昔の仲間リディアの家を訪れていた。1年前に訪れた時は散々だったが、今年のリディアは幸せそう。パトリシアとジェームスに紹介されるが、パーティーで会ったシャーロットは早々にお酒に酔い、荒れているみたいで夫が無理やり連れて帰った。

その様子があまりに心配なので、アイリスは警察にシャーロッドが心配だと話すが、その時、シャーロッドはすでに亡くなっていて、警察はひき逃げだという。

相変わらず話が通じない警察だが、警察に努めるオリビアがシャーロットのひき逃げには
辻褄の合わない点がある。真実を見つけてとアイリスに資料を渡してくれた。

***

一方、ミリーはシャーロットの夫に会いにいく。夫が言うにはシャーロッドは引っ越してきてから悪い方に変わった。夫の自分には関心を示さなくなったという。

シャーロッドには盗癖があった事がわかった。ミリーはガレージからシャーロッドの手帖を拝借してくる。その手帳には数字が書かれていた。その数字を解読してみるとシャーロッドは亡くなる前に長距離のドライブをしていたみたいだった。盗癖ゆえのトラブルなのか、それとも盗癖は関係ないのか。

車の走行距離から事故にあった場所を特定したミリー達。その場所にはイヤリングが落ちていた。警察で検視の遺体を見せて貰ったら、もう片方のイヤリングとマスカラが泣いた後を
教えてくれた。警察は夫を逮捕する。

手帳にあった他の日の走行距離から、シャーロッドは会員制クラブに行っていたとわかる。シャーロッドがあっていたのは、ジェームズだった。

ジェームズと話した後、シャーロッドの妻パトリシアが亡くなる。ジェームズの浮気がばれて、妻を殺したと警察は思う。ジェームズは姿を消していた。

この事件は別々の事件ではないと踏んだ彼女達は、ジェームズを探し出し話を聞く。そして彼に自首を勧める。私たちが事件を解決するという。それを聞いてジェームズは自首する。

リディアの様子がだんだんおかしくなって夫は彼女を病院へ入院させたと言う。リディアに会いに行ったらリディアは日記を渡した。

リディアは戦時中暗号解読の仕事についていた女性。そのリディアからの手がかりを解こうとうするアイリス。「パタケーキとマッチを分けた」「2つが3つに彼女も秘密の仲間」「マッチは明るく照らす」「マッチを全部擦っても喜びは消える」「もっと明かりが必要」その内容から、リディアはマッチ売りの少女の本を引っ張り出してくる。そして日記をアイリスは解読した。

リディアは日記でパトリシアが自殺だと言っている。だがパトリシアは銃を手にもっていなかった。パトリシアの寝室に銃があった事や寝る側を知らなかった人が死後に遺体を動かしていた。

シャーロットはあの夜ジェームズと別れた。そしてガレージの中でシャーロットは自殺した。その後、ひき逃げに見えるように遺体を動かした。

シャーロット、パトリシア、リディアは突然心が変化した。その原因は薬だった。3人とも同じ薬を使っていた。リディアの夫は製薬会社に勤めていて治験の話をしていた。

新しい家に引っ越したリディアは、環境に馴染めず落ち込むようになった。製薬会社に勤める夫は、リディアに新製品を渡した。まだ未承認の新薬。その新薬を飲むとリディアは精神的に落ち着くようになった。

環境に馴染めず苦しんでいたのはリディアだけではなかった。シャーロットもパトリシアも同じだった。リディアは彼女達にも薬を渡してしまった。だがその薬には副作用があった。リディアはそれを知らなかった。2人が自殺した後、リディアの夫ケネスが事態の発覚を恐れて後始末をしていた。

犬神家みたいだなと思った。犯人とは違う人間が後始末することで事件が複雑になる。最後の歌の歌詞がよかった。「年老いた時黄金は幸せをくれない。だから愛する人を見つけて」

ジーンが残る事になったのは嬉しい。4人のメンバー全部好き。地味だけど我慢強いジーン。華やかで意思をはっきり言うミリー。挑戦することを恐れないヘイリー。家庭を大事にしながらも自分も大事にするバランスのいいアイリス。

次の話を観るのが楽しみ。録画はしてるけどいつ観れるやら。