埋もれる殺意～18年後の慟哭～5話、6話

  全6話。

マスターピース ミステリー:忘れられないシーズン3

◆制作
原題：Unforgotten　season3　2018年イギリス

◆キャスト

キャシー・スチュアート警部＝二コラ・ウォーカー

カーン巡査部長＝サンジーブ・バスカー
クリス・ロウ（画家）＝ジェームズ・フリート
ティム・フィンチ（ドクター）＝アレックス・ジェニングス
ジェームズ・ホリス（テレビ出演）＝ケヴィン・マクナリー

ピート・カー（営業マン）＝ニール・モリッシー

◆5話「深まる疑惑」

キャシーの失態からネット上で攻撃を受けていたピートが刺され、それを知ったキャシーはショックを受ける。一方、再び事情聴取に呼ばれたジェームズは息子エリオットが事件に関与していたのではとの指摘に口をつぐむ。その後、エリオットが事故を起こし、それをジェームズが隠蔽した可能性が浮上する。

◆6話「蝕まれる正義」

ある人物の自宅の地下室から明らかに若い女性のものと見られるネックレス、シュシュ、下着が押収される。DNA鑑定をすると、ヘイリーではなく、1997年に殺された14歳の少女のものと一致する。その後、ヘイリーにつながる証拠も発見され、ようやく事件の真相が明かされる。

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最後に向けてそれぞれの事情が次々に明らかになっていく。ホリスは息子を疑いかばってきた。誤解によって捜査されて仕事も家庭も失ったロウは、今回も同じ問題で彼女に疑われる。ネットの誹謗中傷のせいで刺されるカー。そしてドクターは元妻の脅しから娘にも疑いの目を向けられる。

前回１人だけ違うなと思っていたのはドクター。ホリスは息子を思い心配している。ロウは彼女の気持ちを大事にしながら、自分の気持ちをしっかり伝えてる。カーはやり方は下手だがお金を横領してまで妻に渡そうとしている。それぞれが相手を思ってるのがわかる。が、ドクターにはそれが見えなかった。世間の評判がいいのに、一部からは冷酷な一面を暴露される。元妻からも冷酷な一面を暴露される。それが本当かどうかは別にしても。よくあるパターン。

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キャシーは仕事に疲れて現場から引退することになった。そういう話にしたかったからキャシーが孤独な感じにしたのか、それとも、大人の事情（出演料とか）があったのか。ただ、キャシーがパートナーを見つけ幸せになるのはよかった。私は仕事してるキャシーが好きだけど。

画家のロウの彼女が素敵だった。自分で事実を調べ納得してロウを受け入れた。盲目的に感情に流されない感じがよかった。息子を疑ってしまったホリスと息子は少しずつ前に進めそう。疑ってしまったのは彼が大事だからと息子もわかっているだろう。ホリス親子が幸せになるといいなと思う。

ミステリー的にはサイコパス、小児愛者、ネットの誹謗中傷からの事件、警察の失態とてんこもりなんだろうけど、私はあまり面白いとは思えなかった。途中である程度読めてしまったのも原因だろうけど、いろいろ詰め込みすぎてぼやけてしまった感じ。後、サイコパスはよほどうまく物語を書かないと、話はつまらなくなる気がする。悩んだり迷ったりの中でそれぞれが答えを見つけていく方が共感しやすいと思うし。