もったいない気がする。
同じ施設の仲間の葬儀で、20年ぶりに再会した6人。彼らは最近、悪夢をみるようになっていた。亡くなった仲間は地図の場所へ向かえという。
その場所には大きな廃墟があり、初めて来たはずなのに彼らはその場所を知っていた。何故知ってるのか、そこで何があったのか。彼らの記憶がよみがえるとともに、仲間は1人ずつ残虐な方法で殺されていく。
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廃墟となった大きな建物、そこで何が行われたかを知りたかったのだけど、怖そうだなと思っていたら、そこはさらっと流されてしまった。そこが肝心なのに。
何がなんだかわからない間に、1人々とやられていく。わからないので怖さは半減し、盛り上がりもなく、たんたんとやられていく。
何がしたいんだよとうなっている間に、終わってしまった。
一応、20年前その廃墟となった建物で何が行われたか、プラスの意味とかはわかるようにはなっている。なので、どんな話かはわかるけど伝わるものが伝わってこない。
人の怖さとか、やむを得ずそうしてしまった悲しみとか罪悪感とかそういうのはわいてこない。ストーリーはとりあえず説明したし、後は怖ーい映像は撮った。要素は揃えたけど繋がってないみたいな感じ。もったいない。ほんまにもったいない。