原作がよかったからといって映画がいいとは限らないけど、これは映画も好き。
◆制作
原題:Primal Fear 1996年 アメリカ
◆キャスト
マーティン・ベイル=リチャード・ギア
ジャネット・ベナブル=ローラ・リニー
アーロン・スタンプラー=エドワード・ノートン
◆あらすじ
原題:Primal Fear 1996年 アメリカ
◆キャスト
マーティン・ベイル=リチャード・ギア
ジャネット・ベナブル=ローラ・リニー
アーロン・スタンプラー=エドワード・ノートン
◆あらすじ
シカゴの辣腕弁護士マーティン・ベイルにとって、被告人が有罪か無罪かは重要ではない。
自分の名前が世間に知られるような、出世に有利になるような裁判を彼は好んだ。
まったく金がなく、教会でミサの手伝いをしていた青年が、地元の司教を殺害した容疑で逮捕された。それを知ったベイルは、注目を集めるこの裁判に飛びつく。
しかし彼は知らなった。この事件が、隠された腐敗を暴くことになり、自分の弁護士としての力量を試され、争うことになる検察官が、昔の恋人であることを。
***
原作とストーリーや犯人が変わってる映画も多いけれど、この映画はわりと原作に忠実に描かれている方だと思う。
惨殺シーンとか大司教の裏にあるものを詳しく描くと際限がないし、ここまで出せれば、本を読まずとも映画でも充分な気がする。
エアロン役のエドワード・ノートンが、かなりいい。エアロンのもつ無邪気な美青年(好青年)ぶりと、豹変した時の姿が、どっちもはまってる。これがデビュー作だとは知らなかったけれど、デビュー作でこれならば、ノートンが評価されたのもうなづける。
女性のエスコート役とか甘めの役が多いリチャード・ギアもいい。ぴったりはまってる。
そして、彼の元恋人で検察官役のローラ・リニー。美しくも力強く甘すぎないところがぴったり。
そして、彼の元恋人で検察官役のローラ・リニー。美しくも力強く甘すぎないところがぴったり。
原作を読んで映画を見るとがっかりすることが多いのだけど、この作品はそうはならなかった。特に、最期にエアロンがマーティンに見せる顔。あれはいい。原作を読んでなかったらもう1つ楽しめたかも。