ジョナサン・ケラーマン/モンスター

 すっかりおなじみになったケラーマン。

モンスター 臨床心理医アレックス (講談社文庫) - ケラーマン.J., 北澤 和彦
モンスター 臨床心理医アレックス 

◆制作
原題:Monster 2005年 アメリカ 講談社

◆あらすじ

喉が切り裂かれ、眼を切り刻まれた女性の死体が発見された。彼女はカリフォルニア州のはずれにあるスタークウェザーという病院の心理医。

刑事マイロとともに病院に向かったアレックスは、外部から隔絶され、外出することもできないモンスターと呼ばれる患者が、殺人を予言していたことを知る。

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ケラーマン、何冊目なのか、わかんなくなくなった。ブログをはじめる前に読んでる本もあるから。

アレックスが今の彼女と付き合う前のものもあったり、主人公が違うものもあったり、本当にケラーマン?と思う作品もあるけど、モンスターは、アレックスとマイロが主人公で、アレックスは相変わらず、ロビンに夢中みたいだ。アレックスが主人公の話が好きだな。ペトラも悪くはないんだけど。

いつから臨床心理医って事になったんだろう。よく覚えてない。最初は小児心理医だったはず。子供や家庭内の事を色濃く反映させた話を書いてた。モンスターでは、臨床心理医って事になってて子供は出てこない。精神的な病といっていいんだろうか。暴力、飲酒、ドラックが主。

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語り口も上手いんだろうけど、パズルみたいな話の進め方も好き。心理医のクレアの死、俳優の卵のダダの死、関連がなさそうな2人なのだけど、2人の周辺を調査して出てくる情報があったり、新たな死が出てきたり。

どこに当てはまるかわからなかったピースが、後半次々とはまっていく。気がついたら737Pがあっという間。ケラーマンは、手に入ったら、まだ読むだろうな。