ダン・ブラウン/ダ・ヴィンチ・コード

 昔に読んだけど書いてなかったので。

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット - ダン・ブラウン, 越前 敏弥
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット - ダン・ブラウン


◆制作
原題:The Da Vinci Code 2006年 アメリカ 角川文庫

◆あらすじ
ルーヴル美術館のソニエール館長の遺体が発見された。ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉の形で横たわっていた。駆けつけた孫娘のソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く。

死の直前に残したメッセージには、ラングドンの名前が含まれていた。ラングトンは館長殺害の夜、会う約束をしていて警察に疑われるが、彼は犯人ではないと確信するソフィーの機転により警察の手から逃れ、館長の残した暗号の解明に取りかかる。

宗教史学者にして爵位を持つ、イギリス人のティービングの協力を得て、ラングトンとソフィーが暗号を解読した後、たどり着いたのは最後の晩餐だった。絵の中に隠されてきた真実を知ったソフィーは、最後の謎を解くためイギリスへ飛ぶ。

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読むのに時間がかかった本。本が読みにくかったわけではないのだけど、読む前から気が重くなった。有名になったし買う人が多くなる事を見越したのだろうけど、何故に3冊に分けたんだろう。

こういう本で稼がないと出版社はやっていけないのはわかる気がする。人気の本の値段があがるのは仕方ない。なら、値段をあげて2冊(前後編)ぐらいにして欲しかったなー。

もう1つ読むのに時間がかかった理由は、前情報がありすぎて興味が薄れてしまったことだろうなと思う。簡単なあらすじぐらいしか知らずに読んだ方がよかったかも。

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人によって評価分かれるだろうなと思う。私はちょっとものたりなかった。内容としては面白いと思うのだけど、なんでだろう。

途中で興味失ったんで、映画も見てなんとか読んだ。映画も大筋はほぼ原作通りだったと思う。

本を読む前に観た中で一番おもろかったのは、ユダの福音書だった。他の福音書ではユダが裏切者になっているのに、ユダの福音書ではキリストに裏切者の役を頼まれるというもの。

キリストが磔にならないければ復活はない。弟子たちが守ってくれてるとキリストは磔になれなくて復活が出来ない。だからユダに密告者の役割を頼むというのが、ユダの福音書に書かれていたと。起きる出来事は変わらない。

果たしてユダはただの裏切り者か、それともキリストから最悪な役割を頼まれるほど信頼していた弟子か。

内容が濃いわりには読みやすい気がする。翻訳本好きな人が増えるといいなと思った1冊だった。