出版が1990年、ちょっと古すぎて画像がないのだろう。サラッと読むのによかった。
うーんとセラピー―知恵熱エッセイ集 内田 春菊
◆制作
1990年 日本 河出文庫
1990年 日本 河出文庫
◆内容
知恵熱エッセイ集と書かれていて、この頃の内田さんが出会った変な人の事や(いい意味も悪い意味も含めて)好きなものの事などが書かれている。
***
面白かったのは、川柳。前にも何かで川柳の本を読んだ事があるけれど、わりとエッチな事も書かれてるのよね。それが下品過ぎず笑える部分もあるのが面白い。
内田さんは長崎出身らしく、長崎は坂が多くて自転車がほんまに使えないんやろな。東京に出てきてからの、自転車の話がおかしかった。
他にもジュースを買ってくれたのに、100円ライターを買うのは勿体無いと言った人の事とかも楽しい。ああいう時ってある。どっちなんかわからへんなみたいな。
聖子ちゃんのゆくえ。わかるなーと思う。ちょっと癖がある人でその癖が気にならない部分だと、そこが人間くさく感じるんだろうな。つかみどころがない人より解りやすいのかもしれない。
待ち時間に、あっという間に読んでしまった。