話そのものは嫌いじゃないのに、もうちょっときちんと作って欲しかった。
◆制作
2005年
◆キャスト
おぎん(小池栄子)
又市(渡部篤郎)
百介(吹越満)
治平(大杉漣)
◆あらすじ
江戸時代、何度殺しても生き返る悪党の祇右衛門が斬首された。そんな中百物語を書こうとしている物書き百介が、ひょんな事から知り合ったのが、小股潜りの又市、山猫回しのおぎん、事触れの治平の無宿人。
どうやら彼らは、何度打ち首にあっても生き返る極悪非道の祇右衛門を知っているらしい。
原作は京極夏彦。
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事触れの治平を大杉漣さんがやっているのだけど、何故あんなにおしっこさせなきゃいけないのか。あれだけでかなりしらけちゃった。笑いにもならず、ストーリーに役に立つわけでもなく、それこそ垂れ流しな気がする。原作ではそういう事にはなってないらしい。
渡部篤郎さんがやってた又市も、ストーリーと関係ないところでおふざけというか。監督さん、何がしたかったのか。もちょっとちゃんと撮ってほしかった。
原作読んでないけど、治平と又市とおぎんの役割の違いとか、語り部としての百介とか、祇右衛門のシステムとか好きそうな話なのに。