刑事ヴィスティング~殺人鬼の足跡~#4過去の写真

リーネが危険が。



◆制作
原題:Wisting 2022年 ノルウェー

◆キャスト
刑事、ヴィリアム・ヴィスティング(スヴェーン・ノルディン)
FBI捜査官、マギー(キャリー=アン・モス)
ヴィスティングの娘の記者、リーネ(テア・グリーン・ルンドバーグ)
刑事、ハンメル(マッツ・オウスダル)
女性刑事、トールン(ヒャシュティ・サンダル)
刑事、ベンジャミン(ラーシュ・バルゲ)

4話 過去の写真 あらすじ
ゴッドウィンの先祖がいた農場の井戸で見つかった骨は、1人の男性のものだった。ヴィリアムたちは、それがこの地でのゴッドウィンの最初の被害者ではないかと推理するが、手掛かりは腕の骨折痕のみ。この骨の身元である可能性がある同年代の人物を絞り込み、リストにある322人をひとりずつ当たっていくことにする。

一方、井戸の捜索では、遺体のあったクリスマスツリー農場にふたを替えた井戸があるという情報が入る。井戸に被害者を捨てようとしたが蓋を替えられて井戸に遺体を捨てる事が出来ず、仕方なく近くのツリーの木の下に捨てたのではないかと。

***

ハンセンの家にあった同窓会の案内を見て同級生を当たるリーネ。同級生の1人の妻が図書館で働いていて、つい最近同級生の1人を見たと。彼女が言うには、その同級生は本のあるページを破ったいう。そのページにはエビの加工場と同級生たちの写真が載っていた。

エビの加工場は火事になっていた。写真の同級生の中にゲイの人がいて、その人を閉じ込めて火をつけたという。当時は偏見があって火災事件はきちんと捜査されなかったらしい。

一方、ゴッドウィンのルーツと思われた土地の井戸から、男の骨が出てくる。彼に成りすましているだろうと思われるのだが、手掛かりは腕の骨折痕だけ。

井戸は街のどこにでもあるという元同僚の言葉に、ヴィスティングははっとする。クリスマスツリー農場のあたりにも井戸がある事が判明する。しかもそれは蓋が腐ってしまって石の蓋をしたという。死体を井戸に投げ込めなかったから木の下に隠したんじゃないかとヴィスティングは推理する。

***

前回父親が取引したせいで特ダネを逃した娘のリーネ。取材先である男性と親しくなり一夜を共にする。ちょっと世間が狭すぎやしませんか。そしてその相手がFBIだと知り利用する。いやいやちょっと待って。仕事で行ってて身分を隠してるのに一夜の相手にバッチを見られるって油断しすぎ。ちょっと出来過ぎだけどこれで父と娘の確執は激しさを増す。

リーネが捜査官を利用したせいでマスコミにこの件が漏れる。自分の街に連続殺人犯がいる。それは街を混乱に陥れる。FBI捜査官マギーが心配していた事が現実になる。

一方、ヴィスティングの息子のトーマスは何度も父に約束を破られ家を出る。刑事のような仕事をしていたら無理もないとは思うが、息子との相性が悪すぎる。息子もいい加減諦めて、姉のように待たずに自分のしたい事をしたらいいのに思うけど、トーマスはそういう性格じゃないのよね。やっぱり相性が悪い。

そしてゴッドウィンの被害者の骨がやっと井戸から見つかった。メガネ、寝袋、古びた小さな小物たち、被害者が生きていた当時を想像させて恐ろしくなる。

そんな中、車が止まってしまったリーネにとうとう魔の手が。

やっぱり展開は早い。リーネを攫った人を彼女は知ってるみたいだった。誰なんだろう。

原作はヨルン・リーエル ホルスト。

警部ヴィスティング カタリーナ・コード (小学館文庫) - Horst,Jorn Lier, ホルスト,ヨルン・リーエル, 友紀子, 中谷
警部ヴィスティング カタリーナ・コード