ディセント2

 期待してなかった2作目だけど。

ディセント2 [DVD] - シャウナ・マクドナルド, ナタリー・メンドーサ, クリステン・カミングス, ギャヴァン・オハーリヒー, ジョシュア・ダラス, ジョン・ハリス
ディセント2 [DVD] 

◆制作
2009年 イギリス

◆キャスト
サラ(シャウナ・マクドナルド)
ジュノ(ナタリー・メンドーサ)
リオス(クリステン・カミングス)
ヴェインズ(ギャヴァン・オハーリヒー)
グレッグ(ジョシュア・ダラス)
キャス(アンナ・スケラーン)
ダン(ダグラス・ホッジ)

◆あらすじ
洞窟探検に向かった女性パーティが消息を絶ち、捜索隊が洞窟に向かい、報道陣がつめかけていた。
血まみれの姿で生還したサラが発見されるが、彼女は数日間の記憶をなくしていた。保安官と保安官助手、救助隊は、警察犬が見つけた洞窟にサラを連れて入った。そこで観たものは。

***
前作よりこちらの方が好きなのは、ホラーな部分だけじゃなく人間ドラマの部分が多かったせいなのかな。

話としてちょっと無理な部分はある。まだ記憶も傷も回復してないサラを洞窟へ連れて入る事とか、捜索隊にバックアップがない事とか。が、洞窟での恐怖感は伝わったな。

特に救助隊の女性が岩の間に挟まって、助けようにも石がどけられず、他のルートを探すから通信が遠くなるけど、がんばれと言われ1人取り残されるあたり。救出にどれだけかかるかわからない。もしかしたら救出が間に合わず、挟まれたまま飢えて死ぬかもしれない。じわじわと死に向かうのを考えただけで、発狂しそう。

保安官がいいキャラになってたんだろうな。腹がたつほどいい役回り。まだ回復してないサラを洞窟に連れて行く事といい、サラを加害者と疑ってる事を露骨に出すとこといい、単独行動する事といい、洞窟にピストルなんかもっていてそれが原因で、救助隊の退路を絶つとこといい。みんなが生き残る為に最後には犠牲になって、なるようになった感じもある。

娘のいる保安官助手を娘に会わせてあげたいとサラが思ってる事がわかるのと、サラとジュノの和解もよかった。娘に会いたい一心で、出口があるのかわからない水の中を必死でかいくぐった助手。出口が現れなかった事に腹を立ててた助手に、さっきの水が恋しいと言わせたシーン。あれはうけた。お腹かかえて笑ってしまった。

ただ、最後のシーンはちょっと残念だったな。あれだけ広い森の中で、絶妙なタイミングで現れる男性。不自然すぎるっしょ。