サルサ!

これ、いいよと教えて貰った映画。

サルサ! [DVD] - ヴァンサン・ルクール, クリスティアンヌ・グゥ, カトリーヌ・サミー, ジョイス・シャルマン・ブニュエル, ヴァンサン・ルクール
サルサ! 

◆制作
原題:SALSA! 1999年 フランス・スペイン

◆キャスト
ヴァンサン・ルクール
エステバン・ソクラテス・コバス・プエンテ
クリスティアンヌ・グー
カトリーヌ・サミー

◆あらすじ
キューバ音楽に彩られた見る者を熱くさせるダンスムービー。ピアニストとしての地位を捨て、サルサダンサーとして生きようと決意した男性と、彼を情熱的なキューバ人と勘違いし、見惚れてしまったパリジェンヌとの恋を描く。

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好きな音楽、好きなものをやってたい。ところが、受け入れる側はそうはいかない。
どうなるかなんて誰にもわからないし、最初はそれでいいんだろうけど、受け入れる側はそうはいかない。お遊びでひっかきまわされるのは面倒。

けれど、主人公はうわべだけじゃなく本当に好きだったらしく、肌の色を塗ってまで好きな事を貫こうとする。性格が運命ってほんとだな。好きなものにどんどんはまっていって、人生が変わりだす。


そんな彼の気持ちに周囲は理解を示し、原点が何かを見せてくれる。ちょっと皮肉が混じってる気がして、それも気に入った。

本当は肌の色とか言葉とか、関係ないと思うけれど、そういうわかりやすい部分で、判断してしまう事ってある。主人公が恋する女性の父親、肌の色の違い、国の裕福さ、そういう事を鼻にかけて優越感を持っている。

が、気がつけば、彼にもその血が流れていて。逆に、なりきろうとした主人公にはその血は流れてなく。自分が選んだ道、馬鹿にされてもなりきる彼が微笑ましい。