ロバート・ウォーカー/第六級暴力殺人

この本で、事件が分類されてるんだって知ってびっくりした。

第六級暴力殺人―女検死官ジェシカ・コラン・シリーズ (扶桑社ミステリー) - ロバート・W. ウォーカー, Walker,Robert W., 知寿子, 瓜生
第六級暴力殺人―女検死官ジェシカ・コラン・シリーズ - ロバート・W. ウォーカー

◆制作
原題:Fatal Instinct 1997年 アメリカ 扶桑社

◆あらすじ
女性を生きたまま切り裂き、肉を食べる食屍鬼「カギ爪」を逮捕する為、捜査要請されたジェシカ・コラン。検死の結果など証拠から導き出した答えは、二重人格か犯人が2人いるか。
見解が分かれてしまう捜査員たち。

そして、ジェシカが捜査に加わった事を知ったカギ爪は、逃れる秘策を用意していた。

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1作目の吸血鬼の次は食屍鬼。ジェシカも大変だ。(苦笑)細かくは覚えてないけど、第五が吸血、第六が食屍とか段階によって分類されてる事を、知ったのがこの本。

そういう事件の捜査に関わっている方って、精神的にも大変だろうな。

検視官シリーズはパトリシア・コーンウェルが有名だけどジェシカ・コランも悪くはない。
美人で度胸もある検視官には、出来すぎじゃないって気もするけど、小説なんでそこは目をつぶる。

女性であるジェシカが狙われるのは、ドキドキする。力ではかなわない。頼れるのは知力と仲間の応援だけど仲間がいない時に狙って襲ってくるわけで。いくらなんでも、四六時中誰かと一緒というわけにもいかない。

前作のマティサック、今回のかぎ爪、悪役のキャラがはっきりしてるのも読みやすかったな。