本にまつわる話が楽しかった。
さがしもの(新潮文庫) - 角田 光代
さがしもの(新潮文庫) - 角田 光代
◆制作
2008年 日本 新潮文庫
2008年 日本 新潮文庫
◆あらすじ
1冊の本との出会い「旅する本」 本の持ち主の話「だれか」本に挟まれていた一通の手紙の話「手紙」等々、本からはじまる話が10話。
特に好きなのは、「旅する本」「彼と私の本棚」「ミツザワ書店」「さがしもの」
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好きなキャラは、「不幸の種」のみなみと「さがしもの」のおばあちゃん。「ミツザワ書店」のおばあちゃん。「引き出しの奥」のテツヤ君はさわやかで、上垣君は、まー正直とでもいうか。そういう1人々一冊々が、大げさに言うといとおしい。
角田さんの本は、とても丁寧な印象を受ける。あまりに胸をつくので、もう読まないだろうなと思っていたのについ、手を出してしまった。