脚本を書いたのはジャン=クリストフ・グランジェ。ジャン・レノさんが出てたクリムゾン・リバー(映画)を書いた人みたい。
◆制作
Les Rivieres Pourpres 2019年 フランス
◆キャスト
ニーマンス=オリヴィエ・マルシャル
カミーユ=エリカ・サント
◆あらすじ
ドイツの富豪、伯爵家の跡継ぎユンゲルがアルザスの森で惨殺された。捜査にあたるのは、ニーマンスとカミーユ。殺害方法がストーキング猟のスタイルをしていることを突き止め、捜査を続けるなかユウゲルの妹ローラが犬に襲われる。
#2最後の狩り
伯爵家からまた一人、ユンゲルと同じ手口で殺害された遺体が見つかる。そんな中、ニーマンスとカミーユは伯爵家では何代にもわたり、息子が亡くなっていることを突き止める。
伯爵家からまた一人、ユンゲルと同じ手口で殺害された遺体が見つかる。そんな中、ニーマンスとカミーユは伯爵家では何代にもわたり、息子が亡くなっていることを突き止める。
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映画のクリムゾンリバーがかなりよかったので期待しすぎたのか、ちょっと肩透かし。
ストーリーは良さそうなので、もしかしたらドラマの作り方が合わないだけなのかもしれない。
女性刑事のカミーユ、いきなりフランス警察の奥さんもちの刑事にいいよるのはどうよ。てかそれに応じる刑事も刑事。挙句、ニーマンスも伯爵家のローラとそういう関係になる。捜査してるのかそういう事をする相手を探してるのかと言いたくなる。ミステリー好きとしては、肝心の殺人事件の捜査の方を細かく描写してくれる方が有難いのだけど。
富豪の伯爵家を存続させるにはそれだけのものが必要なのか、それとも権力を手にしておごってしまっているのか、ストーキング猟に着想を得たやり方は実用的だったのか、それとも単なる趣味が高じてしまったのか。命をかけてまであんなことをする人の気持ちはわからん。
ミステリーとしては原作は良さそう。伯爵家の秘められた謎、事件の様相、捜査がフランスとドイツの警察になってしまう事。公にできない事というのはよどんでいく感じがいい。
原作はブラックハンター。