クリムゾン・リバー/シーズン1(#3,#4)

 原作はジャン=クリストフ・グランジェ。ジャン・レノさんが出てたクリムゾン・リバー(映画)と同じ。ネタバレ注意。



◆制作
Les Rivieres Pourpres 2019年 フランス

◆キャスト
ニーマンス=オリヴィエ・マルシャル
カミーユ=エリカ・サント

◆あらすじ
#3 神の収穫者
ロスハイムのプロテスタント系カルト教団神の収穫者が所有する礼拝堂で、天井のフレスコ画を修復中牧師が死亡した。地元警察は事故と判断し捜査を中止しようとするが、ニーマンスは殺人だと判断する。

教団はぶどう畑とワインの醸造所を所有しており、カミーユはぶどうを収穫する季節労働者としえ教団に潜入捜査する。

#4 灰の日
神の収穫者で法務と財務を担当していたレイノーが殺害され、その体にはMLKの文字が刻まれていた。崩れたフレスコ画には別の絵が隠されていたことが判明し、ニーマンは犯人は教団関係者だと睨む。

***

ep1,2よりこちらの話の方が好みだな。

神の収穫者という教団の人達が次々と殺されていく。彼らはぶどうを収穫しワインを作る。その経済力のせいもあって、町の有力者たちは教団に介入したくはない感じ。彼らは何を隠しているのか。人の命を犠牲にしてまで隠す秘密とは何なのか。

ep4になると、教団の秘密が次々と明らかになっていく。ある程度の年齢になると本人が希望して洗礼を受け、神の収穫者の一員になる事。彼らはその中で結婚し子供を持ち、ワインを作ることを生業に暮らしていく。一見平和に見えるのに、次々と人が殺されていく。MLKとは何を意味しているのか。

フレスコ画に隠されていたものは、旧約聖書のロトの物語だった。神の収穫者たちが崇めていたのはロト。彼らの血筋を絶やさぬように教団内で限られた人間の中で結婚と出産が行われていた。その結果、生まれてくる障害のある子供たちを灰の日に亡き者にしていた。それに警察の検視官さえも関わっていて、殺されてしまう。母の1人が、障害のある息子を守るために犯行を行っていたのが今回の真相だった。

今回は男女の妙なシーンはなかったな。カミーユが閉じ込められて命の危機になったりちょっとハラハラした。犯人の母の口元がちょっと気になった。普段そんなとこ気にならないのに。きっと彼女の肌がきれいだったから気になっちゃったんだろうな。