パトリシア・コーンウェル/神の手

 悪くはなかった。いや、いいのかも。



◆制作
原題:Predator 2005年 アメリカ 講談社

◆あらすじ
元FBI心理分析官ベントンは、収監中の殺人犯と対峙していた。面談のなかで未解決事件の手がかりを得た彼に、斬殺死体発見の知らせが届く。遺体にべたべたと残された赤い手形は何を意味するのか。ベントンは助言を得るべく、恋人の検屍官スカーペッタに連絡をとる。

被害女性の体内で発見された薬莢から、凶器は二年前に警察が別の事件で押収した銃であることが分かる。新たな殺人が起こり、捜査が進展しない一方で、スカーペッタとベントンの信頼関係に重大な危機が。固い絆を引き裂く「許されざる裏切り」とは何か。予測不能の最終章ですべてが明かされる。

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ケイ・スカーペッタの最初の夫は物語が始まる前に別れてて、その後の彼氏とは短期間だったのに、ベントンとは長いなぁ。
マリーノ、ケイ、ルーシーはいいとしても、他に出てくるキャラがちょっと魅力がなくなってきた気がする。秘書とのやりとりとか、わりと好きだったのにな。お母さんみたいだったもんな。年はとってても秘書は彼女しかいないと思う。

いいんだけど、私は初期の作品の方が好きかな。初期の頃を知らずにはじめて読んだら、これはこれでいいと思ったのかもしれない。