ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

裁判に現れたリスベッドが恰好よすぎ。



◆制作
原題:Luftslottet som sprangdes  2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ

◆キャスト
リスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)
ミカエル・ブルムクヴィスト(ミカエル・ニクヴィスト)

◆あらすじ
天才ハッカーのリスベットは、ジャーナリスト殺しという無実の罪を晴らすため、命がけで真犯人を見つけ出す。瀕死の重傷を負ったリスベットは逮捕された。

リスペットの裁判が始まった。取り調べに対して沈黙を貫いたリスペットだが、裁判が始まり重い口を開いて、法廷で政府公安警察への反撃を開始する。

一方、ミカエルは特集号の発売を決める。

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ザラが撃たれた時のリスペットの顔、最高だった。瀕死で病院に担ぎ込まれても、やっぱり強い。2でリスペットの過去が明らかになりつつ、命を狙われたけど、3では、陰謀な感じがますます強くなってきてる。

リーガルではないので白熱した論戦とまではいかないにしても、リスペット側が反論するたび、事実が明らかにされるたびに胸がすっとした。頭のいいリスペットらしく、裁判中もクールで激する事もなかったのが、よかったな。逆に、検察側の間抜けぶりがおかしくて可愛くすらあった。

リスペットを訪ねてきたミカエルに、お礼は言っても親しげにしないリスペットが、また彼女らしくてよかった。そっけなくするリスペットの優しさが、切なかった。

原作は1話のドラゴン・タトゥーの女だけなのだそうで、作家さんは、この人気を知る事もなく他界してるのだそうな。最初のドラゴンが、3部作の中でもミステリーらしいことを考えると納得。とはいえ、他の2部作も原作の雰囲気を壊してなくて、好き。