ザ・プラクティスボストン弁護士ファイル

 本格法廷ドラマ。

罪なき被告人 - David E Kelley, David E Kelley, David E Kelley
罪なき被告人 

◆制作
原題:The Practice 1997年

◆キャスト
ボビー・ドネル(ディラン・マクダーモット)
ジミー・バルッティ(マイケル・バダルコ)
レベッカ・ワシントン(リサ・ゲイ・ハミルトン)
ユージーン・ヤング(スティーブ・ハリス)
エレノア・フラット(カムリン・マンハイム)

◆あらすじ
ボストンで家賃を払うのも困窮するような小さな弁護士事務所を構えるボビー・ドネル率いる弁護士たちは、日々さまざまな案件を抱えている。その実力はボストンの法曹界でも一目置かれているが、凶悪な犯罪者であっても弁護を引き受け、勝訴のためには違法ギリギリの手段もいとわないその姿勢に悪徳弁護士と見る向きも多い。しかしその根底には彼らの強い信念があった。

スピンオフシリーズとして、「ボストン・リーガル」が制作されている。
15個のプライムタイム・エミー賞、3つのゴールデングローブ賞、ピーボディ賞を受賞。

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登場人物のキャラは魅力的ではっきりしてる。ちょっと突っ張ってたり、天然だったりする人間の愛らしい部分や、人を思いやる温かみを強調したキャラが多い。

ぶつかりあう中で、お互いが成長するところが好き。会社組織になった弁護士事務所と、小さな弁護士事務所の違いに沿った展開になってる気がする。

上司自身が葛藤する弁護士な感じ。自分が引き受けた事件に悩んだりいらだったりする彼を見て、他の人達は心配したり気づかったり、アドバイスしたりする。が、そんな彼を頼りにしてる部分もある。管理者、上司というよりお兄さん的。

部下もそれぞれ模索してる感じがする。どんな事件を得意にしていくのか、依頼人と良心の狭間でどこに答えを見つければいいのか。簡単には出ない答えなのは、みんなが知ってるから、お互い助け合ったり励ましあったりしてる感じ。小さな事務所の強みが出てる。

リーガルが好きなのは、困った時、悩んだ時、知恵を絞りだしてなんとかしようとする姿勢が見えるから。乗り越えようとする人達は見えると励まされる。