死霊伝説 セーラムズ・ロット

スティーブン・キングの呪われた町が原作。
 


◆制作
原題:Salem's Lot 2004年 アメリカ

◆キャスト
ベン・ミアーズ(デヴィッド・ソウル)
リチャード・ストレイカー(ジェームズ・メイソン)
スーザン・ノートン(ボニー・ベデリア)
マーク・ペトリー(ランス・カーウィン)

◆あらすじ
作家のベンは、子供の頃に体験した事に縛られていた。それを解放するために、幼い頃暮らしていたセーラムズ・ロットへ戻ってきた。嫌な思い出に苦しみ続けているベンは、その体験を本の題材にしようとしていたのだが。

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途中から顔を合わせて、すごく似てない?という話になった。調べてみたら、屍鬼はオマージュであると。そりゃ似てるわけだわ。

ちょっと覚めてしまう部分はあった。仲間になるものと餌になるものの違いとか、病院に運ばれたベンの話をずーと聞いてる看護士さんとか。仕事中でしょって、誰か呼びに来るやろに。そんなに暇な職業じゃないはずだものw

でも、テレビドラマ化なのかな。わりと長かったわりには飽きもせず見れた。

作家のベンは、小さな町ではどこへ行っても注目を浴びてしまう。成功した作家。そういうイメージとは裏腹に彼は幼い頃の体験を引きずっていた。罪悪感。その罪悪感は大きくなっていくのだろう。彼が望んだものは、心の平安だったのだが、町に戻ってみたらそれどころではなくなってしまう。

次々と起こる不可解な死。幼い頃、対峙できなかったものと大人になってから対峙するベン。

最初に異変に気付いた教師。自分の中に確固たるものが見つけられず、飲み込まれてしまった神父。それと知っていて、自分から選択した下宿屋の女主人。欲に飲み込まれた不動産屋さん。勇敢に立ち向かう事を選んだ少年。町に暮らす人、それぞれの性格が出てておもしろかった。

誰が一番幸せなんだろうな。自分がしている事をわかってるあたり、下宿屋の女主人なのかなぁ。