ラストナイト・イン・ソーホー

「オールド」のトーマシン・マッケンジーと「ウィッチ」のアニャ・テイラー=ジョイのコンビ。

ラストナイト・イン・ソーホー (吹替版) - エドガー・ライト, ニラ・パーク, ティム・ビーヴァン, エリック・フェルナー, エドガー・ライト, エドガー・ライト, クリスティ・ウィルソン=ケアンズ, トーマシン・マッケンジー, アニャ・テイラー=ジョイ, マット・スミス, テレンス・スタンプ, ダイアナ・リグ, リタ・トゥシンハム, マイケル・アジャオ, シノーヴ・カールセン
ラストナイト・イン・ソーホー (吹替版)

◆制作
原題:Last Night In Soho 2021年 イギリス

◆キャスト
エロイーズ:トーマシン・マッケンジー
サンディ:アニャ・テイラー=ジョイ
ジャック:マット・スミス
ジョン:マイケルアジャオ

◆あらすじ
ファッションデザイナーを夢見てエルローズは田舎からロンドンのソーホーにある学校へ入学する。しかし寮生活に馴染めず仕方なく一人暮らしを始めることにする。新しく借りたアパートで眠ると不思議な夢を見るようになる。それは60年代のソーホーで歌手を夢見るサンディと自分が重なっていく夢だった。60年代と原題をタイムスリープしながらエルイーズはもともと好きだった60年代のファッションに影響を受けデザインしていくようになる。ところがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃し、部屋の中では男性の亡霊に悩まされるようになる。眠れなくなりどんどん追い詰められていくエロイーズ。サンディと部屋の秘密とは。

*****

わりと好きなタイプの話。田舎から出てくるエロイーズ、都会の娘たちとは馴染めない。でも夢は諦めたくない。部屋を借りて毎日学校へ通う。お金が足りなくなるのでバイトもする。バイトに学校に夜の夢とも現実ともつかないもの、彼女に休み暇はなくだんだん憔悴していく。彼女を心配した家族から電話が入り、大丈夫と言うエロイーズが健気で可愛い。夢の中で見る60年代、歌手を夢見るサンディに男たちが寄ってくる。お酒の相手をしダンスの相手をし上手くやれと言われ、サンディは状況に飲み込まれていく。夢を見る2人の女性が別々の結末を迎えるのも、被害者と加害者を変えてしまったのも面白かった。

おしゃれで華やかな雰囲気は話が重くなりすぎなくていい。サンディが追い詰められるシーンと、エロイーズが混乱していくシーンはよかった。この2つのシーンがあったからラストシーンが映えた気がする。個人的にはやられっぱなしなサンディよりやり返すサンディの方が好き。怖いけどw